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コンコルド10周年(1978年、新聞広告)

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酷暑の切れ間に、ひとつの風とひとつの雨がレンガを洗う。

この過酷なまでの暑い夜に、僕らは、なお流れていくことを容認しよう。

かずかずの罪も情念も含めて今宵我が城コンコルドに、ラリューのうたうバッハの無伴奏フルートの音が、すべての寡黙をのみこんで一人酒の男の背にかすかににじんだ。

もはや溜息をこえて新しい季節がこようとしている。

 

八月五日をもつてコンコルドも満10年を迎えました。暑さの折ご自愛下さい。

 

たぐいまれなるハンバーグと直熱真空管増幅機によるオールドジャズとバロックの店

レストラン コンコルド

 

 

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